3TB(2TB超)のハードディスクにOSをインストールする(MBRかGPTの選択と初期化も)
1.3TBのHDDにOSをインストールできる条件
まず、3TB(2TB超)の領域を管理するにはGPT形式が必要になるというこ。これまで利用されてきたMBR形式の管理テーブルでは2TBまでしか利用することができません。
3TB(2TB超)のHDDにOSをインストール(HDDからブート)するにはWindos 7 / 8などの64bitのOSが必要になります。32bitだと2TBの領域しか利用できません。1TB無駄にして良いなら32bitのOSでも良いことになります。
それからインストールするPCがUEFIモードを持っていること。これは昨年くらいからのマザーであれば大抵対応しているのではないでしょうか。
以上2つの条件が必要になります。
2.どうやってUEFI(GPT)とBIOS(MBR)を選択するのか
UEFI対応のマザーとWindows 7/8の64bitインストールディスク、そして3TBのHDDと揃えたらインストールに移る訳ですが、ここでちょっと悩むことになるかも知れません。それは、インストールを進めていく中でHDDをGPT形式かMBR形式かどちらで利用するか選択する画面がないからです。
ではどうやって選択するのか?
これはインストールDVDを起動するときにUEFIか旧ATAPIかを選ぶことで決まります。つまりUEFIモードで起動すればHDDはGPT形式に、今までのATAPIモードで起動すればMBRになるということのようです。
UEFIモードをもったPCでは大抵起動時にブートデバイスが選択できるようになっていると思います。その画面を見るとDVDブートも2種類あると思います。以下の画面のUEFIとある項目からブートすればUEFIブートになります。ブートプライオリティがDVDドライブ優先になっていたりすると何も指定せずにブートしてATAPIモードで起動されてしまうことになるかも知れません。
ブートデバイス選択画面
無事起動しても特に違いはないのですが
インストール開始画面
そのまま進むと
インストールパーティション選択画面で3TB超無事パーティション割できるようになります。私はかならずシステムパーティションとデータパーティションは分けるようにしているので2つ以上のパーティションに区切ります(最近は3パーティションが多い)。
3TBワンパーティションの場合は迷わず次へを押せばよいのですが、もし、ここで2TBと残りのように勝手に区切られたらうまくUEFIブートできてないことになるのでもう一度ブートしなおして見ましょう。パーティションを切っても同じように2TBと残りグループになる場合も同様です。
また、ここでパーティションを選択してインストールしようとすると「・・・このディスクでの起動がサポートされてない可能性があります・・・」というエラーが出ることがあるようですが、ブートの優先順位が1番ではないときなどにも出るらしく「次へ」ボタンが押せるならそのまま進めばよいようです。
うまく行ったら後は普通にインストールでOKです。
ちなみにMSR(予約済み)とあるパーティションにGPTのブート情報があるようです。
3.MBR管理のHDDをGPT管理へ、あるいはその逆にするには
と一連の流れを検証中に思った、もう一つ覚えておくと便利なこと。それはHDDの管理情報を初期化する方法です。
インストールパーティションの選択画面ではパーティションの作成や削除といったことは出来るのですが、パーティションを全て削除しても管理情報は残ってしまいMBRで管理されているHDDをGPT管理に変更することはできません。
ではどうするかと言うと、先の「今すぐインストール」が出ている画面で[Shift]+[F10]を押すとコマンドプロンプトが出ます。
コマンドプロンプト
そこで diskpart とコマンドを打つと管理ツールが起動してプロンプトが>DISKPARTと変わります。
diskpart実行画面
コマンド詳細は省きますが、>list disk と打ち込むと認識されたHDDの一覧が出てきます。間違いを無くすためにも処理するHDD以外は接続しないほうが安全ですから、ここでは1台だけ disk 0 があるという前提にします。
次に >sel disk 0 と打ち込みディスクを選択します。
そして >clean と打ち込むと管理領域がクリアされ
Diskpart はディスクを正常にクリーナ状態にしました。
と出て完了です。後は >exit でdiskpartを終了し、コマンドプロンプトを閉じればよいでしょう。
<< 6/11 追記 >>
初期化された状態でインストールDVDをBIOS互換(MBR)かUEFI(GPT)、どちらかやりたい管理方法に合わせてで起動してパーティション作成まで進めばOKです。
4.おまけ(X202EでのBIOSブート)
以前、X202EのSSD換装でUEFIブートしかサポートしてないと書きましたが、BIOSブートが可能でした;;間違っていてすみません。もうご存知かもしれませんが、起動時F2キーでBIOS設定を開きbootタブ[Launch CSM]を[Enable]に変更保存することでBIOSブート可能になるようで、ブートしたいデバイスを接続して再起動しもう一度BIOS設定画面を開くとブートデバイスとして表示されます。ここで優先順位を1番に変更して再起動すればブートできるはずです。
X202E BIOS画面(USBデバイスが認識されているのでこれを有線順位1番に変更して再起動)
まず、3TB(2TB超)の領域を管理するにはGPT形式が必要になるというこ。これまで利用されてきたMBR形式の管理テーブルでは2TBまでしか利用することができません。
3TB(2TB超)のHDDにOSをインストール(HDDからブート)するにはWindos 7 / 8などの64bitのOSが必要になります。32bitだと2TBの領域しか利用できません。1TB無駄にして良いなら32bitのOSでも良いことになります。
それからインストールするPCがUEFIモードを持っていること。これは昨年くらいからのマザーであれば大抵対応しているのではないでしょうか。
以上2つの条件が必要になります。
2.どうやってUEFI(GPT)とBIOS(MBR)を選択するのか
UEFI対応のマザーとWindows 7/8の64bitインストールディスク、そして3TBのHDDと揃えたらインストールに移る訳ですが、ここでちょっと悩むことになるかも知れません。それは、インストールを進めていく中でHDDをGPT形式かMBR形式かどちらで利用するか選択する画面がないからです。
ではどうやって選択するのか?
これはインストールDVDを起動するときにUEFIか旧ATAPIかを選ぶことで決まります。つまりUEFIモードで起動すればHDDはGPT形式に、今までのATAPIモードで起動すればMBRになるということのようです。
UEFIモードをもったPCでは大抵起動時にブートデバイスが選択できるようになっていると思います。その画面を見るとDVDブートも2種類あると思います。以下の画面のUEFIとある項目からブートすればUEFIブートになります。ブートプライオリティがDVDドライブ優先になっていたりすると何も指定せずにブートしてATAPIモードで起動されてしまうことになるかも知れません。
ブートデバイス選択画面
無事起動しても特に違いはないのですが
インストール開始画面
そのまま進むと
インストールパーティション選択画面で3TB超無事パーティション割できるようになります。私はかならずシステムパーティションとデータパーティションは分けるようにしているので2つ以上のパーティションに区切ります(最近は3パーティションが多い)。
3TBワンパーティションの場合は迷わず次へを押せばよいのですが、もし、ここで2TBと残りのように勝手に区切られたらうまくUEFIブートできてないことになるのでもう一度ブートしなおして見ましょう。パーティションを切っても同じように2TBと残りグループになる場合も同様です。
また、ここでパーティションを選択してインストールしようとすると「・・・このディスクでの起動がサポートされてない可能性があります・・・」というエラーが出ることがあるようですが、ブートの優先順位が1番ではないときなどにも出るらしく「次へ」ボタンが押せるならそのまま進めばよいようです。
うまく行ったら後は普通にインストールでOKです。
ちなみにMSR(予約済み)とあるパーティションにGPTのブート情報があるようです。
3.MBR管理のHDDをGPT管理へ、あるいはその逆にするには
と一連の流れを検証中に思った、もう一つ覚えておくと便利なこと。それはHDDの管理情報を初期化する方法です。
インストールパーティションの選択画面ではパーティションの作成や削除といったことは出来るのですが、パーティションを全て削除しても管理情報は残ってしまいMBRで管理されているHDDをGPT管理に変更することはできません。
ではどうするかと言うと、先の「今すぐインストール」が出ている画面で[Shift]+[F10]を押すとコマンドプロンプトが出ます。
コマンドプロンプト
そこで diskpart とコマンドを打つと管理ツールが起動してプロンプトが>DISKPARTと変わります。
diskpart実行画面
コマンド詳細は省きますが、>list disk と打ち込むと認識されたHDDの一覧が出てきます。間違いを無くすためにも処理するHDD以外は接続しないほうが安全ですから、ここでは1台だけ disk 0 があるという前提にします。
次に >sel disk 0 と打ち込みディスクを選択します。
そして >clean と打ち込むと管理領域がクリアされ
Diskpart はディスクを正常にクリーナ状態にしました。
と出て完了です。後は >exit でdiskpartを終了し、コマンドプロンプトを閉じればよいでしょう。
<< 6/11 追記 >>
初期化された状態でインストールDVDをBIOS互換(MBR)かUEFI(GPT)、どちらかやりたい管理方法に合わせてで起動してパーティション作成まで進めばOKです。
4.おまけ(X202EでのBIOSブート)
以前、X202EのSSD換装でUEFIブートしかサポートしてないと書きましたが、BIOSブートが可能でした;;間違っていてすみません。もうご存知かもしれませんが、起動時F2キーでBIOS設定を開きbootタブ[Launch CSM]を[Enable]に変更保存することでBIOSブート可能になるようで、ブートしたいデバイスを接続して再起動しもう一度BIOS設定画面を開くとブートデバイスとして表示されます。ここで優先順位を1番に変更して再起動すればブートできるはずです。
X202E BIOS画面(USBデバイスが認識されているのでこれを有線順位1番に変更して再起動)
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